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高所作業時の事故を「ゼロ」に!
株式会社G-Place 設備資材事業グループの平野です。
弊社では現場での高所事故を防ぐべく、年間のべ50件以上の現場にお邪魔し高所安全対策のご提案をしています。
このコラムでは「太陽光パネルの点検・メンテナンス」についてまとめています。
実はG-Placeではもう10年以上、太陽光パネルの販売を行っています。
本社の屋根や所有倉庫の屋根で太陽光発電を行なっていたり、太陽光発電所の管理業務を請け負ったりもしているので、ご参考にしていただき、お気軽にご連絡をいただければと思います。
太陽光発電パネルのメンテナンスは、一部の小規模な発電システムを除いて法律によって義務付けられています。
メンテナンスは太陽光パネルの性能を維持し、安心・安全に運転するために必要な作業です。
太陽光発電パネルのメンテナンスにはモジュール、ケーブル、電力変換装置、バッテリーのチェックなどが含まれ、これらの作業を定期的に行うことでシステムの性能を最適化し、故障を未然に防ぐことができます。
しかし、メンテナンスをしなかった場合にはシステムの性能が低下し、故障の原因となる可能性が高くなります。
また安全上の問題も発生する可能性がありますので太陽光発電システムを設置する場合は、メンテナンスについても慎重に考える必要があります。
この記事では太陽光パネルの点検・メンテナンスはどのようなものなのか、またメンテナンスにひそむ危険性について解説していきます。
太陽光パネルのメンテナンスの概要
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住宅用の太陽光パネルのメンテナンスには法的義務はないのですが、だからといってメンテナンスをしなければ故障の原因ともなります。
ここでは太陽光システムの日常的に行うものと、定期的に行うメンテナンスについてみていきましょう。
日常的に行うメンテナンス
住宅や個人の土地などに設置されている太陽光パネルのメンテナンスは、個人でもできることがあります。
パネル上に汚れや破損がないか、パワーコンディショナーに異常がないかなどの目視や音を聞くことによって日常的に点検することです。
この日常的に行うメンテナンスで異常に気付くこともありますが、その際に注意点があります。
異常が見つかった箇所が電気周りの時や、高所作業を伴う場所であった時は自分で修理を行うのではなく必ず専門の業者に任せましょう。
電気工事は有資格者が行う必要があり、高所作業には特別な装備が必要不可欠です。漏電・感電・墜落事故はどれも命に関わりますので、自分で行おうとせず、専門家に相談するようにしましょう。
定期的に行なうメンテナンス
![太陽光パネルの点検をする作業員](https://akrobat.jp/swell/wp-content/uploads/2022/12/20211014_141321-1024x768.jpg)
電気系統やインバーター、電圧の測定やパワーコンディショナーなどに異常がないか、また数値の測定をし安定的にエネルギーが供給されているかなどの点検を行います。
これは専門の機械を使用して行われ、障害の有無や程度を評価し必要に応じて修理や交換を行います。
点検の例としては、以下のようなことがあります。
- 太陽電池モジュールのセルラインチェック
- インバーターや接続部品の状態の確認
- 発電量の計測
- サーモグラフィーでの発熱チェック
- 接続されたバッテリーなどの設備の状態の確認
点検の頻度は使用環境や発電システムの構成によって異なりますが、住宅用の太陽光パネルで4年に一度が推奨、事業用の低圧太陽光発電所では半年に1回程度が目安となります。
太陽光パネルのメンテナンスにかかる費用
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太陽光パネルのメンテナンスにかかる費用は、点検や修理などによって異なります。
住宅用システムの場合
住宅用の太陽光発電のメンテナンスは、通常1回につき5万円から10万円が相場とされています。
屋根に設置されている場合には、足場を組む必要がある場合があったり特殊な工事が必要な場合もあるため、そのぶん費用が高くなります。
50kw未満の産業用システムの場合
産業用太陽光発電システムのメンテナンスは、50 kW未満のシステムについては、年間10万円から15万円が相場とされています。
点検項目にもよりますが、システムの規模や使用環境によって金額は変動します。また、野立ての太陽光発電所の場合は電気的なメンテナンスの他に、年に2~3回の雑草対策メンテナンスが必要になることもあります。
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50kw以上の産業用システムの場合
50 kW以上の高圧(50 kW以上かつ2000 kW未満)や特別高圧(2000 kW以上)の太陽光発電システムのメンテナンスは、年間で1,000kWあたり100~200万円が相場とされています。高圧以上の太陽光発電所については、主任技術者の選定および法律で義務付けられた点検がありますので、規模に応じたメンテナンス予算を確保することが必須です。
また、大規模なシステムであれば特殊なメンテナンスが必要になることもあります。
大規模な太陽光発電システムを設置する場合は、メンテナンスにかかる費用を予算に入れておく必要があります。
太陽光パネルのメンテナンスにおける危険性
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太陽光パネルのメンテナンスに潜む危険性についてもチェックしておきましょう。
高所作業の危険性
住宅用の太陽光パネルは屋根に設置されているため、作業には墜落・転落の危険が伴います。
メンテンナンスを行う専門の業者に依頼するのが賢明ですが、もし個人で行なのであれば必ず墜落制止用器具や安全帯を使用するなど万全な対策をすることが重要です。(個人での作業はおすすめしません)
感電の危険性
太陽光パネルは電気を生産する装置であるため、修理や点検の際には感電の危険性があります。
ゴム手袋だけでは防げないケースもありますので、特に破損した部品などは無資格者による修理は避け、専門家による修理を受けることが重要です。
火災の危険性
太陽光パネルには電気回路があり、これが火災の原因になる可能性があります。
点検や修理の際には、火災の危険性を考慮し必要な対策を取ることが重要です。
環境の影響
太陽光パネルは環境に優しいエネルギー源ですが、点検や修理の際には、環境に対する影響を考慮する必要があります。
例えば、汚染物質を放出しないような工法を使用するなどの対策が必要です。また、故障したパネルの廃棄時にも適切な対応が求められます。
まとめ
![太陽光発電パネルの点検をする作業員](https://akrobat.jp/swell/wp-content/uploads/2020/05/20150602_103528-1024x576.jpg)
太陽光パネルの点検はパネルの性能を確認し、障害の有無を確認するために行う必要があります。
大規模な太陽光システムでは点検は義務化されていますが、義務化されていない住宅用の太陽光パネルもできれば定期的に行うことが望ましいでしょう。
太陽光パネルのメンテナンス費用は使用環境や発電システムの構成によって異なりますが、定期的なメンテナンスを行うことで性能の低下や故障を未然に防ぐことができ、長期的には経済的にも有益であるため、発電オーナーであれば必ず実施すべきであると考えます。
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