高所作業車の種類は豊富!運転資格による分類も紹介!

ひらの

高所作業時の事故を「ゼロ」に!
株式会社G-Place 設備資材事業グループの平野です。
弊社では現場での高所事故を防ぐべく、年間のべ50件以上の現場にお邪魔し高所安全対策のご提案をしています。
このコラムでは「高所作業車」についてまとめてみました!
高所安全対策・安全衛生の豆知識として、ぜひご参考にしていただければと思います。

高所作業車は高所で作業するときにとても役に立つ選択肢のひとつです。

足場となる作業床を高所に用意できるのが高所作業車の最大の魅力ですが、高所作業車にはどのような種類があるかをご存知でしょうか。

高所作業車にも人間と同じく得意不得意があるので、現場によって使い分けることが大切です。この記事では高所作業車の種類を細かく分けて紹介します。高所作業車の運転資格による種類の分け方も説明するので、作業で使用する高所作業車を選ぶ際にぜひご活用くださいませ!

高所作業車の種類は装置か運転資格で分類する

高所作業車は多様な現場に合わせて使えるように設計されています。そのため高所作業車には種類がたくさんあるのですが、大きな分類として【装置】【運転資格】で分けるとわかりやすいでしょう。

高所作業車は【動力装置】】【走行装置】【昇降装置】を備えています。また高所作業車は自走することが可能で、作業床を2メートル以上の高さに昇降させられるのが要件です。この3つの装置を備えていることは高所作業車にとって必須なので、分類するときによく用いられる項目になっています。

そして、高所作業車は種類によって運転資格が違います。現場での実務上は運転資格で分類した方がわかりやすい面もあるので、こちらもよく用いられている分け方です。運転資格の違いによって高所作業車を分けて管理すると、高所作業車とスタッフの配置を考えやすくなります。

装置による高所作業車の種類

装置によって高所作業車を種類分けするとどのようになるのでしょうか。動力装置、走行装置、昇降装置での分類を見ていきましょう。

動力装置

動力装置では以下の3種類が主流です。

高所作業車の動力装置

  • エンジン式
  • バッテリー式
  • バイエナジー式

エンジン式は主にディーゼルエンジン使用して駆動します。効率がいい反面、自動車と同様に排気ガスや騒音などがあるので屋外での使用に適しています。

バッテリー式は複数のバッテリーに溜めた電気を使用してモーターを駆動させる仕組みになっています。音が静かで排気ガスの発生もないので、屋内でも安全に使用できるのが特徴です。

バイエナジー式はいわゆる自動車でいうところのハイブリッド車です。必要に応じてエンジン式とバッテリー式に動力を切り替えられるので、屋内でも屋外でも両用できるのが特徴です。

走行装置

走行装置では以下の3種類に分類できます。

高所作業車の走行装置

  • トラック式
  • クローラ式
  • タイヤ式

トラック式はトラックに高所作業装置を取り付けた高所作業車です。もともとはトラックなので公道を走行することができます。

クローラ式とタイヤ式は自走機能の付いている高所作業に特化した車両です。タイヤ式はトラックなどと同様にタイヤで走行するのに対して、クローラ式ではキャタピラで走行します。

昇降装置

昇降装置にはバラエティーがありますが、大きく分けるとブーム式と垂直昇降式の2種類に分けられます。さらに細分化すると以下のようにたくさんの種類があります。

ブーム式

  • 直進ブーム式(伸縮ブーム式)
  • 屈折ブーム式(屈伸ブーム式)
  • 混合ブーム式

垂直昇降式

  • シザース式
  • マスト式
  • シグマ型
  • エックス型

ブーム式はブームと呼ばれる柱やアームのような装置を使う昇降装置が搭載されている装置です。

直進ブーム式は直線型のブームがまっすぐに伸び縮みする設計になっています。屈折ブーム式はブームに関節が設けられていて折れ曲がるのが特徴です。混合ブーム式は直進ブーム式の伸縮機能と屈折ブーム式の屈折機能を兼ね備えています。

垂直昇降式は作業床を垂直に稼働させられる仕組みになっているのが特徴です。

シザース式はパンタグラフ式の構造を持っています。ハサミのような姿の柱に支えられている昇降装置です。マスト式はタワー式とも呼ばれていて、一本の柱のようなブームを伸縮させることで作業床を動かす仕組みになっています。

シグマ型とエックス型は作業床の昇降装置の骨組みがΣ(シグマ)、X(エックス)に似ているのが特徴です。シグマ型はブームを折り曲げて垂直方向に昇降させる仕組みです。エックス型は2本1対のブームを対称的に交差させて組んでいて、作業床の安定性が高くなっています。

運転資格による高所作業車の種類

運転資格では、高所作業車の種類を昇降装置によって作業床をどの高さまで上げられるかによって2つに分けられます。

作業床の高さが10メートル未満の場合には、【高所作業車の運転の業務に係る特別教育】を受講すれば運転できます。作業床の高さを10メートル以上にできる高所作業車は【高所作業車運転技能講習】を受講することが必要です。

特別教育は学科が6時間、実技が3時間なのに対して、技能講習では学科が11時間、実技が6時間かかります。技能講習を修了していれば作業床の高さが10メートル未満の高所作業車も運転可能です。

ご自身の業務内容や作業環境に合わせて、適切なものを受講するようにしましょう。

特別教育・技能講習について

東京都であれば、一般社団法人労働技能講習協会で高所作業車運転特別教育(10m未満)が受けられます。

こちらは学科のみであれば月に2回、実技+学科は月に1回実施しているそうです。
※2022年12月現在

日本語だけでなくベトナム語でも受講可能なようです。また、助成金対象のようなのでぜひ調べてみてください。

まとめ

高所作業車は装置の組み合わせによってさまざまな種類があります。

動力装置・走行装置・昇降装置の違いを考慮して、現場に合わせた高所作業車を選んで使用することが必要です。高所作業車は種類によって運転資格が異なるため、作業床の高さも考慮して運転資格のあるスタッフを現場に配置することが重要です。

高所作業車の選び方によってその現場の作業自体を安全に実行できるかどうかが変わってきます。高所からの墜落・転落事故は命につながる危険なものなので、高所作業に伴う安全対策は欠かせません。高所作業者の種類や特性、またご自身の仕事現場での作業内容をよく確認して最適な高所作業車をお選びいただければと思います。

G-Place 設備資材事業グループでは、高所作業時の事故を「ゼロ」に!をスローガンに、作業現場の安全対策のご相談をお受けしています。高所安全対策のご提案から商品選定、設置工事までワンストップでご対応いたします。

なにか気になることや、不安などがございましたら、お気軽にご相談くださいませ!

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